ドラ2小野 地の利生かす!大学時代のキャンプ地沖縄へ
阪神のドラフト2位・小野泰己投手(22)=富士大=が23日、1軍スタートが決まった春季キャンプで、地の利を生かして猛アピールすることを誓った。また、同1位の大山(白鴎大)、同5位の糸原(JX-ENEOS)も宜野座メンバーに選ばれ、7年ぶりに新人3選手が春季キャンプで1軍スタートする。
1軍キャンプメンバーが宿泊する残波岬ロイヤルホテルは、小野が大学時代の沖縄キャンプで利用したホテルでもある。毎年3月上旬から10日間ほど滞在した経験があり、ホテルの構造などはある程度把握している。
ルーキーということで、現在は不慣れなことばかり。鳴尾浜での生活にようやくなじんできた次は沖縄。しかし、そこは大学時代に慣れ親しんだ場所。今度はタイガースの一員として宿泊することに小野は「分からないところではないので、そこら辺は良かったかなと思います」と思わず笑みをこぼした。
見据えるのはローテ入りだ。まずはキャンプ中の実戦で存在感を発揮し、「最終的には先発ローテーションに入るっていうのを持ってやっているので、目標の一つとしてこれからもやっていければ」とローテの一角としてのフル回転を目指す。
この日は尊敬する藤川が鳴尾浜に姿を見せた。会話はあいさつ程度だったが、キャンプでは同じグラウンドで練習する。「(練習に)どのように取り組んでいるのかを見て、質問できれば」と意欲を示した小野。憧れの選手から学びながら、開幕1軍の切符をつかむ。