原口“水泳トレ”で捕手戦争に飛び込む 股関節柔軟に!リハビリ&リラックス効果も
阪神・原口文仁捕手(24)が24日、今オフから水泳トレーニングを本格的に導入していることを明かした。この日は、甲子園で行われた「阪神タイガース新作グッズ内覧会2017&トラッキー販促部長就任会見」に出席。100試合以上のスタメンマスクを目標にする今季、「スイマー原口」が成長の鍵だ。
捕手道を貫く原口が、成長を期して選んだのは水中でのトレーニング。股関節の柔軟な動きを促し、また肩甲骨の可動域を広げる。パフォーマンスを上げる上で大事な要素を自身で研究しながら、今オフから本格的に取り組んだ。
三重・伊賀で合同自主トレを行う俊介に勧められたのがきっかけだった。“水泳トレ”はプール内で体を動かす運動に始まり、「特に何メートルとかは決めずに、好きなだけ泳ぎます」と長距離も取り入れている。昨シーズン悩まされた右肩のリハビリにも効果的なのはもちろん、「無心になって泳げるというか、リラックスもできているのかなと思います」と心の安らぎにもなる。
沖縄・宜野座の1軍キャンプでも「余裕があれば隠れて行きたいと思います」と原口。球場から車で5分のところにプールがあり、継続できる環境は整っている。矢野作戦兼バッテリーコーチは、23日のスタッフ会議後に「(回復は)想像以上。スタートラインに並んだ」と現状に太鼓判を押した。あとは、競争に勝ち抜くだけだ。
この日は、タイガースグッズの新商品内覧会にゲスト出演。育成契約選手でスタートした昨季はオリジナルグッズが存在しなかった。だが支配下登録へ復帰し、107試合に出場するなど大躍進したことで、今年はTシャツなど21種類の「原口グッズ」が発売される。「グッズを出してもらうことも目標の一つだったので、うれしいですね」。素直に喜び、またレギュラーへの思いを強くした。
2月1日、南国・沖縄で捕手戦争のゴングが鳴る。結果にこだわり、水から得た柔軟性を武器に目標の扇の要を不動のものにする。