メンデス“魔球”フォーク解禁 広島スコアラー「揺れながら落ちた」
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神の新外国人、ロマン・メンデス投手(26)=前レッドソックス傘下3A=が、キャンプ2度目のブルペンでフォークを解禁した。揺れて落ちる軌道に他球団スカウトも警戒。抑え候補の助っ人は、強力な武器を携えて新天地に挑んでいる。
思わず視線が集まった。新外国人が見せる新たな球種フォーク。007は軌道に目を見張った。ヤクルトの衣川スコアラーが「肘の使い方が日本人みたい」と言えば、広島の玉山スコアラーも「深く挟んで、スプリットというより落差がある。揺れながら落ちた」と感嘆。“魔球”についてメンデスが明かす。
「しっかり挟んで投げる感じ。ドミニカで、日本にいた選手に教えてもらったんだよ」
いわば“日本流のフォーク”。最速162キロの直球と2種類のスライダーが主戦だが、助っ人右腕の決め球にもなりそうだ。「変化球というより2回目のブルペンで、しっかり腕を振れる体制になってきた。感触がよかったよ」とメンデス。新戦力が徐々に力を発揮しつつある。