大和、左打席でセーフティー 出塁率向上へ実戦で“テスト”
「阪神2軍春季キャンプ」(5日、安芸)
阪神・大和外野手(29)が、11日から始まる対外試合において、左打席でセーフティーバントなどを試みていく考えを明かした。「いろんなバリエーションも考えてますよ。バント、セーフティー」。自らの足を生かす技を実戦の中で磨いていく考えだ。
全7試合が予定されているキャンプ中の実戦。野手が少ないため、多くの打席が与えられる。両打ち習得中の背番号0にとっては、左打席を試す絶好の機会となる。
現在、大和は掛布2軍監督からの助言で、左打席でのバント練習を徹底的に行っている。ただ、それは小技を極めることに意識を置いたものではなく「打撃の間」を体得するための練習だ。
もちろん、その練習はバント技術向上にも生きてくる。大和は「バッティングにしろ、バントにしろ、(球を)見る角度は日に日に慣れてきている」と手応えを得ている。チームきっての守備職人が“生きるバント”を身に付け、出塁率向上を狙う。