金本監督、悩める愛弟子・原口に熱血指導 ジャンパー脱ぐほど熱入れて
「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)
阪神・金本知憲監督(48)が原口文仁捕手(24)に対し、約10分の密着指導を行った。ここまで、思うように「らしさ」を発揮できていないように感じていたこともあって、自ら愛弟子に手を差し伸べた。
「彼自身が悩んでるというか、どうもうまくいかないみたいなことを言ってるから。最近、原口らしさというか、確実にバットに当てる技術はあるけど、どうしても体の力が打球に伝わっていないように見えて」
打撃練習の合間、原口のティー打撃をじっくり観察した上で、指揮官が動いた。身ぶり手ぶりで、右肘の使い方をアドバイス。途中でユニホームの上に羽織っていたジャンパーを脱ぐほどの熱の入れよう。「いろいろね、3つ4つ言って『いいものを拾って』という感じ」と修正法をいくつか助言した。
原口は「朝からずっと言われていて、押し込みですね。もっと押し込めれば飛距離が出るし、センター方向に強い打球が行くと教えてもらいました」と振り返る。8日の紅白戦は4番に入る予定だが「守備でアピールしたいです。盗塁阻止とか、そういうところを見られているので」と守備面の重要性を強調したが、打撃面の修正も図っていく。