西岡盗塁王に返り咲く 元陸上選手・秋本氏にマンツーマン指導志願
「阪神2軍春季キャンプ」(8日、安芸)
左足のケガから復帰を目指す阪神・西岡剛内野手(32)が、盗塁王に返り咲くという野望を、元陸上選手で臨時コーチを務める秋本真吾氏(34)に打ち明けた。
ロッテ時代の06年以来となる自身3度目の栄冠へ。左足アキレス腱断裂という大ケガを負っても、闘志は消えていなかった。「もう一回、盗塁王獲れますか」。マンツーマンで走り方の修正に取り組んでいた秋本氏を、真剣な表情で見つめた。
当初、秋本氏は別メニュー調整を行う西岡への指導予定はなかった。しかし西岡からお願いされ、マンツーマン指導が実現。熱い思いを受け止めた秋本氏は「感動しました。絶対に力になりたいなと思いました」と全面バックアップを約束した。
西岡は7日にチーム宿舎内で開かれた講義を聴き、秋本氏の理論に共感していた。同氏いわく、講義で説明した走り方を、西岡は盗塁王を獲得していた時期には自然とやれていたのだという。
その後、プレースタイルの変更などで走るフォームも変わってしまった。それでも秋本氏は「ここから変化させるしかない」と力強く話す。「秋本流走法」を取り入れ、西岡が再びスピードスターの称号をつかみ取る。