11日紅白戦 板山三塁、原口一塁で先発予定 実戦で経験積む
「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)
11日に宜野座球場で行われる紅白戦で、阪神の板山祐太郎外野手(22)が三塁、原口文仁捕手(24)が一塁で先発する予定であることが10日、分かった。
板山はキャンプインから二塁の練習を続け、8日の紅白戦は一塁と右翼を守った。9日の投内連係では今キャンプ初の三塁に入っており、実戦でも三塁の経験を積むことになった。
この日は、バレンタインのイベントに参加。守備位置については「いろんなポジションをするにしても、それなりの守備力がいるので毎日が勝負だと思っている」と話し、改めて複数ポジションを守ることに前向きな姿勢を示した。
また、原口はキャンプインからこだわりを持つ捕手に専念してきたが、8日の紅白戦は捕手で先発後に一塁を守った。さらに9日のシートノックでは、金本監督の指示で一塁に入っている。正式に一塁転向を通達されたわけではないが、シーズンへ向けた準備として、今後は一塁での実戦出場も増えていくことになりそうだ。
2人とも勝負強い打撃が武器。それでも試合に出場する機会がなければ、持ち味を発揮するチャンスすらない。現時点では、一塁も三塁もレギュラーは決まっていない。板山が内野の一角を任せられるだけの力を示し、原口も一塁守備への不安がなくなれば、今季の攻撃バリエーションはさらに増えることになる。