虎の穴新施設できる!宜野座野球場リニューアル検討

 阪神1軍が春季キャンプを行う沖縄・宜野座村野球場が、大規模なリニューアル計画を検討していることが10日、分かった。ドーム横にある現在のブルペンを取り壊し、投球練習場を収容した2階建ての「宜野座多目的スポーツ施設」を建設。またサブ球場を除く敷地内にWi-Fi環境を開通させ、情報整備にも取り組む予定だ。

 阪神が沖縄・宜野座にキャンプを張るようになり15年。球場を管理する宜野座村役場・教育課の思いが、結実しようとしている。金本阪神への全力サポート。野球を愛するファンへ向けてのメッセージ。「新球場プラン」は村の夢でもあった。

 現在、ブルペンがある場所に、鉄筋コンクリート2階建ての練習施設を建設する。これによりプレハブ仕様となっている現在のウエートルーム、さらには投球練習場を一度取り壊す。

 施設内には両隣のプレート間の幅を広げた新ブルペンと、床面積を拡大させた新ウエート室も収容される予定。担当者は「投手にはより快適に投げていただけますし、トレーニングも効率化が図れる」と説明する。投球練習を見物するためのファンエリアも、拡大する計画。選手にとっても、虎党にとってもプラス面ばかりとなる。

 さらに、サブグラウンドを除く球場内にWi-Fi環境を整備。ネット回線がよりスムーズになり、リアルタイムで情報を共有し合うファンには喜ばしいことだろう。音響設備も改良し、打撃練習時などのBGMも臨場感ある高音質になる。

 キャンプ期間以外は、一般客用の球場に変貌。多目的施設にはボルダリング用の壁も設置。ブルペン場の空きスペースは、バスケットボールやフットサルなども使用可能だ。

 設備費用、着工時期は今後詰めていく。「(球団と)お互いの思いが一致しました」と同村担当者。「挑む」をスローガンに掲げるチーム同様、宜野座も新たな挑戦を始める。

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