原口が課題のスローイング面でアピール
「阪神春季キャンプ」(11日、宜野座)
原口文仁捕手が紅白戦で四回からマスクをかぶり、不安視されていたスローイング面でアピールを果たした。
四回1死一塁から走者の高山がショートバウンドで大きく飛び出した。前に転がったボールを素早く拾った原口は、一塁へと転送。正確にコントロールされた送球で鮮やかに刺して見せた。
六回には北條が仕掛けた二盗をきっちりと阻止。しっかりと足を使って正確なボールを投じたが「自分としてはそこまで意識はないですけど、そう見えたのなら良かった。一つ段階をクリアしたかなと思います。これからも続けてやっていければ」と力を込める。
荒木には二盗を決められたが、投手がモーションを盗まれ、送球に移行しづらい低めの変化球だった。金本監督は「(北條の二盗は)投げやすいボールだったけど、捕ってから速かったし、続けて行ってくれれば。(荒木の二盗は)低めの変化球は難しい。投げやすいボールを確実に刺してくれた」と評価していた。