「練習試合、阪神－サムスン」（１６日、宜野座）

　阪神の秋山拓巳投手（２５）が２番手として登板。４回を投げ打者１２人に４６球１安打無失点に抑えた。

　ストライク先行でテンポよく相手を打ち取っていく。唯一走者を許したのは３イニング目の五回に１死から死球を与えただけ。最速１４６キロを計測するなど球の力も健在。緩急も織り交ぜながら圧倒した。その熱投に応えるかのように、野手陣も盛り立てるように、好プレーで救った。

　１イニング目の先頭打者には一、二塁間を破ろうかという打球を二塁・糸原がダイブ。落ち着いて送球し確実にアウトを奪った。２イニング目も三遊間への当たりを北條が難しい体勢で捕球。だが、一塁にノーバウンド送球で打者走者を捕殺した。

　秋山は４イニング目に初安打を許したが、ここでも二ゴロ併殺で切り抜け、バックに感謝しながらマウンドを降りた。

　１１日に行われた紅白戦でも２回完全投球した右腕。先発６番手入りへ、猛アピールを続けている。