メッセ、キャンベルに“友情投球” 調整遅れ取り戻して!変化球交え34球
「阪神春季キャンプ」(18日、宜野座)
阪神のランディ・メッセンジャー投手(35)がブルペン入りし、キャンベルに対して“友情投球”でエールを送った。「慣れてもらう意味もあって球数が増えたよ」と言うように、全74球中34球は新加入の同僚を打席に立たせて球筋を確認させた。
福留に続き、背番号29が打席に入ると、がぜん力が入った。「特にキャンベルにはいろんな球を見てもらいたかった」と説明。メッセンジャーは直球だけでなく、球種を予告した上で変化球も精力的に投げ込んだ。
キャンベルはウイルス性胃腸炎の影響で16日からチーム本隊を離れていた。遅れを取り戻すべく、先輩助っ人がサポートを買って出た形だ。外国人球団最長となる在籍8年目の右腕は「もちろん、チームメートだから成功してほしい。大成功を収めてもらいたい。ぜひぜひ」と新助っ人の日本球界での活躍を心から願っている。
22日の紅白戦で実戦初登板の予定だが、前段階でフリー打撃には登板しない方針だ。「自分のスタイルでは打撃投手はあまり意味がない。ブルペンで打席に立ってもらっているので十分」と順調な調整ぶりをアピール。キャンベルら新外国人の先生役と並行して、自身も3年連続4度目となる開幕投手を勝ち取るべく仕上げていく。