中谷同点犠飛!虎党沸かせた九回、金本監督「上がり目を感じます」
「練習試合、阪神1-1日本ハム」(19日、宜野座村営野球場)
阪神・中谷将大外野手(24)が、練習試合・日本ハム戦に「5番・中堅」で先発出場。電光掲示板に「Hランプ」こそつかなかったが、同点に追いつく貴重な役割を果たした。
「最低限の仕事をしようと意識しました」
場面は0-1で迎えた九回無死一、三塁。石川直の変化球に食らいつくと、打球はバックスクリーン方向へ。中堅・大田が捕球するのを確認した高山が三塁から悠々と生還。同点に追いつく犠飛に、スタンドは沸いた。
「強く振り抜く」という意識を念頭に、ここまで実戦5試合で12打数5安打、打率・417。それでも、現状には満足していない。
「振れた打席もあれば振れなかった打席もあります」
昨季は1軍戦64試合に出場し、打率・266。高いポテンシャルの一端を見せることはできたが、まだまだ実力を出し切れていない。本職の外野の他に、一塁にも本格的に挑戦している今春。一番大事なものは、結果だ。
金本監督は「(若手全般的に)直球を捉えているという、速い球を打ち返しているという印象があるので上がり目を感じます」と言葉を並べた。目指すはレギュラーに他ならない。中谷のチャレンジは、これからも続く。