植田、盗塁も1軍も「決めたい」守りと足で生き残る
「阪神春季キャンプ」(20日、宜野座)
阪神の植田海内野手(20)が、今後の実戦で盗塁を成功させる意欲を示した。チーム一の俊足を誇る若虎。1軍生き残りへ、自慢の脚力をアピールする。
これまでの対外試合3試合では代走や守備からの途中出場のみ。現状での役割は理解している。「積極的に走っていきたい。決めたいですね」。流れを変えるワンプレー。重要な局面で、思い切りのいいスタートが切れるかどうかが鍵となる。
キャンプ中の走者を置いた実戦練習では打撃には回らず、走塁や守備の向上を図る。スイッチヒッターに転向してわずか1年。左打席にはまだ課題もある。だからこそ現段階でアピールできるのは守りと足。既に首脳陣からも評価されているが、元々持っている高い潜在能力に技術を加える。
初の1軍キャンプにも「だいぶ慣れてきた」と手応えを口にする。この日も休日を返上し、チーム宿舎に隣接する室内練習場でウエートトレなどを行った。体重などの自己管理も徹底し、体調面に不安はない。
「出るイニングは少ないかもしれないけど、その中でアピールしていかないといけない」と植田。“虎のスピードスター”が、相手をかく乱する。