金本監督 若虎よ、覚醒せよ!中谷&板山開幕スタメンもあるぞ“構想”まだ固めん
「阪神春季キャンプ」(21日、宜野座)
阪神・金本知憲監督(48)が、予想を上回る各選手の「覚醒」に期待を寄せた。まだ選手起用の構想を固めることなく、状態を見極めていく方向だが、首脳陣をさらに悩ませるほどの成長も望むところだ。
「予測もつかんけど、思わぬ選手がグワーッと来るかも分からんから。最初からこれと決めることはない。いつも言うように。中谷や板山がここからどれだけ覚醒してくるか。自信をつけて。だったら開幕に向けて、開幕スタメンもあるかもしれないし」
22日の紅白戦を含めて沖縄での実戦はあと3試合。「(構想の青写真は)こうなるかなという予測はありますよ。去年の数字と今年の状態でね」。ある程度描けるものの、まだ確定したわけではない。名前を挙げた中谷と板山はもちろん、きっかけをつかんだ時に一気に伸びるのが若武者の魅力。そのための余白をまだ残しておく。
「(選手間の競争の期限は)はっきり決めるものでもないと思うしね。だんだん絞れてくるだろうし」と金本監督。開幕まで1カ月以上あり、3月にはオープン戦を含めて対外試合を19試合行う予定。ここで誰が抜け出してくるか。ケガなどのアクシデントは勘弁だが、うれしい悩みであれば大歓迎だ。