藤浪 侍J合流前に阪神に感謝「チームの思いを背負ってやる…世界一に向けて」
「阪神春季キャンプ」(21日、宜野座)
WBC日本代表で、阪神の藤浪晋太郎投手(22)が22日の代表合宿合流を前に抱負を語った。同日はチーム練習を途中で切り上げるため、この日が実質的なキャンプの打ち上げ日。個を捨てて一丸で頂点を目指す。
「フォア・ザ・チームの精神を持って、与えられた仕事を全うしたい」。高校時代は甲子園で史上7校目の春夏連覇を達成。代表経験も豊富で国際大会を知る右腕。短期決戦では、より一丸になる必要があると信じる。
滑るとされるWBC公認球は「曲がり過ぎたりするけど、逆に利用できるように」と説明。昨年11月の強化試合やオフも12、1月と同球を使って調整した。「慣れはある。少しずつ制御できるようになってきた」。マイナスをプラスに変える努力を続けてきた。
実戦3試合の登板では計9回3安打1失点。登板日はマウンドをメジャー仕様にするなど、周囲の手厚いサポートもあった。「チームに感謝したい。その思いを背負ってやる。世界一に向けて」。万全の状態を整え、いざ日の丸を背負って戦う。