藤浪、宜野座打ち上げ前に64球 金本監督「勉強してこいよ」
「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)
WBC日本代表で、阪神の藤浪晋太郎投手(22)が宜野座キャンプを打ち上げた。この日は練習前に選手、スタッフらを前に円陣で決意表明。その後はブルペンに入って変化球を交えながら64球。万全の状態を整えて、宮崎で行われる代表合宿に合流することになる。
午前の練習を終えると、金本監督らにあいさつ。「しっかり勉強してこいよ」と送り出された。キャンプ中は実戦にも3度登板。計9回を3安打、1失点と結果、内容とも上々だった。「あとは状態を上げるだけ。全体的に球の質や球威、変化球もそうですけど。どんどん調子を上げていきたい」と前を向く。
本大会では中継ぎでの登板が予想される。以前から「フォア・ザ・チームの精神を持って、自分の与えられた仕事を全うしたい。代表はチームのため以外にないので。とにかく勝ちたい」と話す右腕。しばしの間チームを離れ、世界一奪回に向けた戦いに集中する。