完全復活目指す糸井“居残り見学” 福留の助言で実行

 「阪神春季キャンプ」(23日、宜野座)

 右膝関節炎からの完全復活を目指す阪神・糸井嘉男外野手(35)が“居残り見学”を敢行した。自身のメニューを終えて宿舎に戻ろうとしたところで、全体メニューのケース打撃がスタート。呼んだタクシーには乗り込まず、糸井は三塁ベンチへ向かった。

 福留からサインプレーの確認のため見学した方がいいと助言され、グラウンドに残りチーム戦術に目をこらしたのだ。平田チーフ兼守備走塁コーチや久慈内野守備走塁コーチと会話を交わしながらチームメートのプレーを脳裏に焼き付けた。

 体をフルに動かせないなら頭を動かす。ケース打撃の見学について糸井は「サインプレーを見た方がいいなと思って」。久慈コーチは「孝介(福留)や鳥谷も含め見学を」と“勤勉”な姿勢にうなずいた。

 復活へ視界は良好だ。この日は打撃練習で123スイングした後、ダッシュを決行。本屋敷トレーナーが「今の時点で80%」と説明する通り状態は上向き。開幕に向け体も頭も万全にする。

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