ドラ5糸原OP戦初安打初打点 闘魂キャッチも!金本監督「ナイスプレー」

 「オープン戦、日本ハム3-11阪神」(25日、名護市営球場)

 いい意味で新人らしく見えない。自然と試合に入り、当たり前のように存在感を放って見せる。「8番・二塁」でスタメン出場した阪神のドラフト5位・糸原健斗内野手(24)=JX-ENEOS=がオープン戦初安打で打点を記録するなど、攻守でアピールに成功した。

 まずは二回の守備だ。先頭のレアードの二塁ベース後方への飛球に素早く反応。同じように打球を追っていた遊撃・北條と最後は交錯したものの、捕球したボールを落とすことはなかった。

 「(ぶつかったのは)膝あたりですね。ぶつかってでもお見合いしないように捕らないといけない。自分の守備範囲でしたし」と糸原。少しその場でうずくまったものの、そのままプレー続行。気迫あふれるプレーに続き、バットでも魅せた。

 四回だった。1死満塁の好機で、WBCのメキシコ代表にも選ばれているメンドーサの5球目に食らい付くと、しぶとく一、二塁間を破る2点適時右前打に。「チャンスだったので何とかしたかったです。低めの変化球は絶対に振らないように心掛けてました」と気合の一振りだった。

 金本監督は「毎回いい味を出してる。何か見せてくれる。(守備も)ナイスプレーでしたね」と称えた。試合に出るたびに高まる評価。開幕1軍に向け、若武者の進撃が止まらない。

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