梅野、開幕マスク一番手や パ盗塁王の西武・金子侑も刺した!
「オープン戦、阪神6-5西武」(11日、甲子園球場)
相手の思うようにはさせない。「完璧でベストなプレーができました」。昨年のパ・リーグ盗塁王・金子侑の足を封じ、自画自賛。阪神・梅野が開幕マスクの座へ大きくアピールするディフェンスを披露した。
相手は昨季、糸井と並ぶ53盗塁でタイトルを奪取したレオの走り屋。見せ場は三回。1死から三塁内野安打で出塁した金子侑がリードを広げてくる。警戒を強める中、続く田代への2球目でスタートを切ってきた。
「フォークだったんですが、いけると思ったので勝負にいきました」と梅野。先発・メッセンジャーの投球はワンバウンドとなったが、捕球後にすぐさま二塁へ正確な送球。文句なしのタイミングで二盗を阻止した。
日に日に頼もしさが増している。これで、2月25日のオープン戦開幕以降の対外試合で盗塁阻止率・667。3日の侍ジャパンと強化試合では、セ盗塁王のヤクルト・山田も刺した。守備でも確かな成長を遂げている。
正捕手の座を争っていた坂本が右手親指を骨折して離脱。この日の梅野のプレーに金本監督も「あれは梅野のナイスプレーでしょう」と称賛。さらに「(一番手に)なってくるんかな」と期待を寄せる。猛虎のオープニングゲームで扇の要を担うため、さらに自分の技術を磨いていく。