金本監督 原口、北條気になる…秋季キャンプの感覚取り戻せ!

 「オープン戦、オリックス4-2阪神」(26日、京セラドーム大阪)

 阪神はオープン戦最終戦を白星で飾ることはできなかった。金本知憲監督(48)は6安打2得点に終わった打線の中で、状態が気になる選手として原口、北條の名前を挙げた。昨秋安芸キャンプでのスイング、感覚を取り戻すことが復調へのカギだと指摘した。

 敗戦で終わった結果よりも内容だ。気掛かりな点は解消されずに残されたまま。開幕に向け、万全の状態ではないからこそ、上がり目が欲しい。ポイントは、ギリギリまで追い込んだ昨年の安芸の日々。金本監督は語気を強めて言い放った。

 「去年の秋季キャンプぐらい振れとは言わないけど、それぐらいそれを目安にして、あれぐらいの時の感覚、スイングの速さというものをシーズン中常に目指してほしい」

 この日は6安打2得点。糸井、福留の連打など明るい材料もあったが「原口がちょっと気になるけど。原口、北條あたりが」と振り返る。原口は四回1死一、三塁からの犠飛で打点を挙げたが、北條は2打数無安打で途中でベンチに下がった。共に本調子ではないところに不安が残る。

 「試合で打てないのは、タイミングが合ってないとかバランス崩してるという要素が大きいけど、振りの速さとか当たり負けしないとかはそういうのをカバーしてくれるから」

 練習漬けだった昨秋のキャンプと違い、今の時期に練習量が減るのは仕方がない。どうしても、スイングスピードも振る力も落ちてくる中で、自分の良かった時の状態を目指して欲しい。それが一つの復調の方法となる。

 北條は「自分の形がまだまだ安定しない。練習しかない。オープン戦1カ月で崩れてるようでは」と気を引き締める。できる限りの準備を整える意気込み。指揮官が求めるのも、その姿勢だ。

 「後はもう、腹据えてやっていくしかないんで。気持ちの準備と、最後に自分のいい形というのをあと4日間、5日間で思い出して、それぞれが自覚を持って開幕にきっちりといい状態で入れるように」と金本監督。昨オフから積み重ねた成果に手応えもある。時に手を差し伸べ、選手を信じて開幕に向かう。

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