虎に恵みの雨! 金本監督「ホッとしている」 開幕からフル回転の中継ぎ休めた
「阪神-巨人」(8日、甲子園球場)
阪神・金本知憲監督(49)は8日、巨人戦が降雨によるノーゲームとなったことを前向きに捉えた。負担がかかっていた中継ぎ陣が休養でき、「恵みの雨」となった形だ。
「(中継ぎが休めたという)そういう面ではホッとしている。恵みの雨ですね。そういう面では、ね。そこだけ(恵みの雨という言葉だけ)書いたらファンに怒られる。そういう面では、ね」
スタンドを埋めてくれたファンへの申し訳なさはありながらも、天候ばかりはどうしようもない。登板過多の中継ぎ陣が肩を作ることなく、早々に休養に充てられたことが大きい。その一方で、ここまで先発陣の立ち上がりが不安定だった中、青柳が上々の投球を見せた最中のノーゲームには、苦笑いと共に本音をのぞかせた。
「今日は先発がピリッとしたら雨で。かみ合ってないと言えばかみ合ってないけど(笑)、そのうちチームもかみ合ってくるでしょう」
開幕から7試合で借金は「1」。投打ががっちりかみ合う展開にはまだなっていないものの、焦りはない。巨人と広島が上位で走っている状況にも「全然関係ない。何にも気にならないし」と話す。
「そんなことより自分たちのパターンというか、やるべきことをしっかりやる。それを続けていけば、普通にやれば大崩れ(しない)というか、(そういう)実力を持ってるし」と金本監督。足元を見つめ、できることを確実にこなし、目の前の試合に集中する。まず9日、巨人に負け越すことなく勝利で1週間を締めくくりたい。