中畑氏、阪神-ヤクルト乱闘に「あっぱれ!」 「真剣勝負の証ですから」
野球解説者の中畑清氏が9日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)内スポーツコーナーにゲスト出演し、4日のプロ野球・阪神-ヤクルトで発生した乱闘に「あっぱれ!」を送った。
阪神の先発・藤浪がヤクルト・畠山に死球を出したことがきっかけとなり乱闘に発展した。この模様のVTRを受け、中畑氏は「あっぱれあげていいですかね」と切り出した。
「あっぱれ?」と驚く司会の関口宏を尻目に「乱闘にあっぱれあげたいんですよ。球界、盛り上がりますよ」と続けた。
その心は、中畑氏が日本球界から感じたという“仲間意識”への懸念だった。「WBCで仲間意識があって、仲良し軍団の雰囲気があっていやだなあという感じがあったんです。球団全体が。そうあっちゃいけないですけど」とし、「真剣勝負の証ですから。乱闘というのは。象徴を見せてくれたので、ほっとしました。あっぱれ!」と声を張った。
関口に「あんまり強調しない方がいいです。子どもの前で見せるなという声も来ますから」とたしなめられ、「それを言われちゃうとね」と一瞬、恐縮したが、「戦場ですから」と持論は譲れないようだった。