キャンベル44日ぶり実戦復帰で即安打 「うれしい」焦らせず調整へ
「ウエスタン、阪神6-10ソフトバンク」(12日、鳴尾浜球場)
左手首けんしょう炎から44日ぶりに実戦復帰した阪神・キャンベルが、1安打をマークした。春季キャンプ中、2月27日の紅白戦で左手首を痛めて以来の一戦は、「5番・三塁」で五回まで出場。「戻れてうれしい」とプレーする喜びをかみしめた。
二回1死走者なしの第1打席。4球で空振り三振を喫した。相手先発・松本裕の直球は常時130キロ台だが、「150キロに見えた」とキャンベル。約1カ月半のブランクによる影響は否めなかった。
それでも1死走者なしで迎えた四回の第2打席。同じ松本裕の3球目、136キロ直球を右前へ運んだ。「振り遅れてはいたがアジャストできた。1打席目の後、自分を振り返って、修正することができた」と、次のステップへつながる一打となった。
掛布2軍監督は「まだ投手が投げてくるボールの間(ま)がつかめていない」と指摘し、今後も焦らせることなく調整させていく考え。キャンベルが1軍昇格への階段をゆっくりと上っていく。