藤浪、インフルで登録抹消 次回登板は白紙 香田コーチ「簡単に判断できない」
阪神の藤浪晋太郎投手(23)が16日、インフルエンザA型に感染し、出場選手登録を抹消された。この日、発熱の症状を訴え、西宮市内の病院で検査を受けた。練習参加せず次回登板も白紙。チームはカード勝ち越しを決めたが、ローテ再編を余儀なくされた。
登板機会なく抹消されることはあったが、故障、体調不良では背中と腰の張りを訴えた13年5月11日以来。今後について金本監督は「1回飛ばしくらい?だと思うね。そんなに高熱じゃないみたい」と軽症を強調したが、香田投手コーチは「熱の下がり具合を見てみないと。簡単に判断できないですね」と慎重に話した。
今季はここまで2試合の登板。4日のヤクルト戦は5回2失点、9四死球と乱調だったが、13日のDeNA戦では、8回1失点で今季初勝利を挙げていた。最短では26日・DeNA戦(甲子園)から復帰が可能。ただ、数日間の自宅安静が必要なだけに、今後の調整遅れも不安視される。
代役について香田コーチは「大体固まっていますが、2軍からの推薦を聞きます」と説明。中継ぎからの配置転換はないようで、14日のウエスタン・オリックス戦で5回0/3を2失点と好投したドラフト6位の福永(四国ILp・徳島)、翌15日の同戦で5回無失点の横山らが候補に挙がる。いずれにせよ藤浪は投手陣の柱。早期の復帰が待たれる。