鳥谷、金本監督に並ぶ!歴代2位1766試合連続出場

 阪神の鳥谷敬内野手(35)が、18日に予定されている中日戦(ナゴヤドーム)に出場すれば1766試合連続出場となり、歴代2位の金本知憲監督(49)に並ぶ。17日は静養し、名古屋へ移動した背番号1。打率・354と開幕から好調を維持し、打線に勢いを与えている男が白星で快挙を祝う。

 10年以上にもわたって続けてきた連続試合出場という金字塔。18日に予定されている中日戦に出場すれば、金本監督に並び歴代2位タイとなる。鳥谷は「まだ並んでないので、何も分からないですけど」と前置きした上で「毎日、試合に出ようと思ってやってきただけなので。その積み重ねだと思います」と冷静に語る。

 故障があっても黙って試合に出続けてきた。2011年には、試合中に右手人さし指の爪を裂傷。ボールを投げられない中でも、代打や指名打者で記録を伸ばしてきた。それも阪神に攻守両面で欠かせない選手だったからこそ。主力として常に最前線で戦ってきた背番号1にしか成し得ない数字だ。

 昨季はプロ入り初めての大不振で連続試合のフルイニング出場がストップ。辛酸をなめたが、今季はスロースターターを返上して開幕から好調を維持。三塁へのコンバートにもきっちり対応し、13試合で失策はわずかに1。攻守両面で欠かせない選手へと輝きを取り戻した。

 「記録を意識してやったことはない。それ(試合に出ること)が当たり前と思って、今までやってきたから」と語っていた鳥谷。記録達成は勝ち試合でかとの問いには「毎日、勝ちたいと思ってやっているので」と力を込めた。チームは首位・広島に2勝1敗と勝ち越し、貯金を今季最多タイの3へと伸ばした。勢いに乗っていくためには最下位の中日を叩き、眼下の宿敵・巨人を敵地で倒さなければならない。

 昨季、中日戦は打率・219と低迷したが、今年とは状態も違う。チームが勝つために、そして勝って指揮官が持つ連続試合出場の記録に並び、そして超えるため-。鳥谷は万全の準備を整えて、グラウンドに立つ。

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