ドラ1大山、進歩の2安打3打点 「掛布理論」習得へ一歩前進
「ウエスタン、ソフトバンク5-4阪神」(22日、タマホームスタジアム筑後)
「掛布理論」の習得へ一歩前進だ。阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22)=白鴎大=が2本の適時打で3打点と活躍。八回の第4打席では右中間へ強烈な当たりを放ち、掛布2軍監督と取り組むレベルスイングに大きな手応えを得た。
3点を追う八回2死一、二塁。星野が投じた高めの直球を鮮やかに逆方向へ運んだ。1点差に詰め寄る2点二塁打に「2本目の二塁打はレベルスイングができていた感じがあった」と振り返った。
四回の第2打席でも摂津から右前に適時打を放ち、「摂津さんから打てたというのはすごく自信になる」と表情を和らげた。2012年に沢村賞を獲得するなど、実績豊富な右腕の球にきっちり対応してみせた。
掛布2軍監督は「上からボールを押さえつける打ち方ができてきている」と大山の進化を認める。すくい上げるようにして打つ悪癖を矯正し、「きれいにレベル」なスイングを身に付けさせている。来るべき日に向けて、大山は成長の歩みを止めることはない。