また天敵に…金本監督「やられすぎ」 止まらぬ負の連鎖、田口に6連敗
「巨人4-1阪神」(22日、東京ドーム)
幸先良いスタートにもそこからが続かない。沈黙が続き、これで昨年から田口には6連敗だ。阪神・金本知憲監督(49)は、打ち破れないままの負の連鎖に言及した。
「(田口に去年)5敗?今年で(今日負けて)6敗?いい加減、対策というか個人個人それぞれ、球筋も散々見てるわけですから」
昨年よりも全体的にチーム力が上がったのは間違いない。ただ「対田口」というところでの上積みは見られなかった。初回の2安打以降はわずか2安打。昨年6戦5敗で対戦防御率1・67だった左腕に、同じように料理された形となった。
「真っすぐとカーブ、チェンジアップもあるんだろうけど、特別空振りを取れるチェンジアップがあるわけでもないんだから。まあ、打席での迷いがあるのか。去年に5つ負けて、6つというのは、やられすぎ。同じピッチャーに」
昨年、田口に11打数5安打1本塁打で打率・455だった中谷をスタメンで使う選択肢もあった。ただ、金本監督は「悩んだけど」と高山を起用。マイコラスを攻略した前夜と同じオーダーで挑んだ。チームとして手は打ち、策を練るが、打席に入れば選手に対応力が求められる。
試合後、糸井は田口に関して問われて「頑張ります」と力を込めた。何度も同じように負けられない。次こそはの思いと共に、まずは23日。敵地でのカード勝ち越しを狙う。