能見またも今季初白星ならず 6回2失点、同点のまま降板
「阪神-中日」(30日、甲子園球場)
阪神・能見が先発で6回を投げて、5安打2失点でマウンドを降りた。2-2の同点での交代で、今季5度目の登板でも初白星は手にできなかった。先発に定着した2009年以降では初めて3、4月未勝利となった。
初回1死から安打と2四球で満塁とされると、5番・藤井の鋭い打球をこの日三塁に入ったキャンベルがファンブル。大きくはじいてどこにも投げられず、先制点を与えた。なおも1死満塁のピンチで6番・堂上には中前適時打を浴びて2点目を許した。
その後は立ち直り、三塁を踏ませない投球。今季最多の112球でベテランらしい粘り強い投球を見せた。
能見は「立ち上がりどうしても慎重になってしまった部分はありましたが、中盤から投球テンポを意識的にあげてゲームのリズムを作ることを心がけました。初回以降は低めにボールを集めることで、6イニングでしたが粘り強く投げることができました」と振り返った。