金本監督防げるミスに「もう、いいでしょう」またも守備に乱れ
「ヤクルト4-1阪神」(2日、神宮球場)
防げるミスが出ればムードは高まらない。報道陣に、守備の乱れを問われた阪神・金本知憲監督(49)は、少しあきれるような雰囲気で笑みを浮かべながら「もう、いいでしょう。それは」とだけ話した。記録に表れないものも含め、チームとしての「悪癖」は改善されないままだ。
二回の失点は、2死からの中村の飛球を、高山がグラブに当てながらも捕りきれなかったプレーから。さらに六回だ。1死からの山田の打球は、マウンドのやや一塁側寄りへのフライとなったが、これを内野陣がお見合い。ポジション的にはキャンベルが捕るべきところで、失点にはつながらなかったものの、敗戦の結果と合わせて後味の悪さが残った。
打線も、前回の対戦で8回1失点と抑えられたブキャナンを攻略できなかった。「まあいいピッチャーやし。あと1本が出なかったという。それも野球ですから。結果として」。攻守ともに、今後への課題がはっきりと出た黒星。受けとめた上で、切り替えて3日の勝利を目指すだけだ。