阪神・鳥谷敬内野手（３５）が１３日、自己最長となる６戦連続打点に意欲を見せた。１４日のＤｅＮＡ戦に勝てば、チームとして貯金「１０」に到達する中、好調なベテランのバットに期待が集まる。

　早々に雨天中止が決まったこの日、球場入り後の鳥谷は、他の選手らと共に入念にアップを行った。その後、ロッカーから上本と言葉を交わしながら、室内練習場へ。６戦連続打点に関して問われると「がんばります」と笑顔を見せた。

　上り調子のチームを支える頼れる存在だ。最大９点差を逆転した６日・広島戦での１打点に始まり、現在、自身６度目となる自己最長タイの５戦連続打点中。前日のＤｅＮＡ戦では、先制打に加えて、終盤の八回にリードを広げる１号ソロも放った。

　また、現在通算４９犠飛という数字は球団歴代４位。あと一つで５０犠飛となれば、藤田平（本紙評論家）に並ぶ歴代３位となる。連続打点は個人の記録とはいえ、打点は挙げれば挙げるほど、それだけチームの勝利につながる。

　金本監督も「（状態は）ずっと悪くはないけど」と評しており、信頼は厚い。チームの勝利のためにも、勝負どころでの一打を求めていく。