異例の東大・宮台詣で!和田SA、高野本部長、佐野アマ統括スカウトが熱視線
「東京六大学野球、法大3-2東大」(20日、神宮球場)
阪神の高野栄一球団本部長、和田豊SAらが20日、神宮で行われた東京六大学リーグ・法大-東大戦を視察。五回途中から20日ぶりに救援登板したドラフト候補の東大・宮台康平投手(4年・湘南)に熱視線を送った。
最速145キロの直球を主体に、法大打線を無失点に封じた左腕。高野本部長、和田SA、佐野アマ統括スカウトがそろって視察するのは異例とも言える中、ドラフト上位候補の片りんを見せた。
昨年春から秀才左腕の投球を見てきた和田SAは「いい選手というのは分かっているし、今日もいいボールがあった。もう少しスピードが出てくると、高めのボールでファウルが取れる」と評する。
宮台は今春、開幕から打ち込まれる日々が続いた。4月30日の早大戦で2回7失点と大炎上して以降は「自分の投球フォームを見つめ直して、ゼロからやってきた」と言う。
ブルペンでもウオームアップのキャッチボールから投球動作を丁寧に確認しながら、立ち投げ、投球練習と進めていく。「準備をしっかりすることから意識した」と原点に立ち返り、復調のきっかけをつかんだ。若い左投手は虎の補強ポイントでもある。和田SAは「秋にどれくらいまで状態を上げられるか」とドラフト直前までマークする方針だ。