顔面死球の鳥谷は鼻骨骨折 フェースガード姿で室内に「視界良好です」
阪神は25日、24日の巨人戦(甲子園球場)で顔面付近に死球を受け、そのまま兵庫・尼崎市内の病院に直行した鳥谷敬内野手について「鼻骨骨折」と診断されたと発表。登録抹消はしないとした。鳥谷はこの日も再度、同じ病院に出向き、患部を確認。14時55分に、患部を固定する黒いフェースガードを付けて報道陣が待ち受ける甲子園室内練習場前に姿を見せた。
その後、15時5分にグローブをはめながら室内練習場に。約7分間、内野ノック、マシン打撃を行った後、フリー打撃で快音を連発した。
報道陣からフェースガードについて違和感は?と質問されると「見ている方が違和感あるでしょう」と話し、視界については「視界良好です」と明るい表情でコメントしていた。
同戦では0-0の五回。先頭の福留が右翼フェンス直撃の三塁打で好機を作ると、1死後に鳥谷が打席に入った。1ボールからの2球目。144キロの直球がすっぽ抜け、鼻に直撃した。自力で一塁ベンチまで歩いたが、流血でタオルは真っ赤。「1794」まで伸びていた、歴代2位の連続試合出場記録の更新も不安視されていた。
野球でのフェースガードは、古くは1979年6月に近鉄・マニエルがロッテ・八木沢荘六から顔面に死球を受けあごを骨折。14試合欠場後に復帰したときにはヘルメットにアゴガードを付けて出場した。また、今年はヤクルト・バレンティンが、ヘルメットの耳当て部分の顔面を保護するガードを付けて出場している。