秋山、エースに投げ勝ち「価値上げる」 ロッテ石川と対決!6・6は金子と対戦濃厚
阪神の秋山拓巳投手(26)が29日、“開幕白星”へ意欲を示した。交流戦がスタートする30日のロッテ戦に先発。さらに週の頭を託されることで、今後もパのエース級との投げ合いが濃厚だが、強気に白星を重ねる。
自らの存在意義を高めたい。託された交流戦開幕マウンド。静かな口調。それでいて、秋山が口にしたのは確固たる思いだった。
「自分の価値を上げるチャンス。やれることをやっていければ価値も上がってくると思います」
自身初の交流戦先発だ。まずは30日にロッテ・石川と、6月6日のオリックス戦では金子とのマッチアップになりそうだ。加えてDHを置く打線との勝負になるが「探らずにどんどん攻めたい」と己のスタイルを貫く。
9日の巨人戦では菅野との投げ合いを制し、23日の同戦は敗れたものの菅野と互角の投手戦を演じた。今季8試合で3勝3敗、防御率2・29。この数字以上に秋山の進化を象徴するのがクオリティースタート(QS=6回以上で自責点3以下)の多さ。既に7試合でクリアしている。
ただ、意識を置くのは、多くのイニングを重ねること。「先(の回)を見てやっているので(QSは)意識していないです」。この日は甲子園で調整。交流戦は未勝利の右腕。“開幕初星”で猛虎を勢いづかせる。