「交流戦、ロッテ７－１５阪神」（３０日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　万全の準備で挑み、攻守にわたって躍動した。阪神・鳥谷が「６番・三塁」で５戦ぶりにスタメン復帰。鼻骨骨折後の初安打を含む、２安打１打点の活躍だ。

　ビッグイニングの流れを加速させた。五回、福留の勝ち越し打に続きなおも１死一、二塁から、左前に落ちる安打で満塁の好機を演出。その後の猛攻につなげた。七回には「しっかり振れた」と右線に運ぶ二塁打を放ち、九回には１死二、三塁からの二ゴロで打点を挙げた。

　この日から、右側にフェースガードを付けた特注のヘルメットを着用した。「視界にはちょっと入りますけど、走塁の時とか帰塁のことがあるので」。また、この日で藤田平氏（本紙評論家）を抜き、球団歴代最多の通算７８８７打席に到達。自身の「復帰戦」に花を添える形となった。