メッセ粘投報われず2敗目…慣れないマウンド「地方球場みたいな感覚だった」
「交流戦、ロッテ8-1阪神」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
慣れないマウンドに苦労した。阪神のランディ・メッセンジャー投手(35)が7回を投げて4失点。味方の守備に足を引っ張られながらも粘りの投球を見せたが、報われず。今季2敗目を喫した。
チームトップクラスの安定感を誇る虎のエースが、立ち上がりから苦しんだ。1-0の一回2死一、二塁。鈴木の放った飛球が逆風に戻され左翼前方へ。高山が必死に飛びついたが捕球できず、ボールが転々とする間に一走までが生還した。2点二塁打となり、続く根本にも適時二塁打を浴びてこの回3失点。逆転を許し、流れを渡してしまった。
マウンドを気にするしぐさを見せていた右腕は「土が掘れていた。地方球場みたいな感覚だった」と話したが「それを理由にはできない」と首を振った。先頭打者に四球を与えるなど、いつもはあまり見られない投球内容に、香田投手コーチも「(マウンドの)柔らかさとか風とか、合わなかったのかな」と振り返った。気持ちを切り替え、次回登板で雪辱を期す。