阪神株主総会、オレンジ車両は巨人連想 男性株主「変える予定は?」
阪急阪神ホールディングス(HD)株式会社の定時株主総会が13日、大阪市北区の梅田芸術劇場で午前10時から開催された。4148人の株主が出席し、さまざまな質問や意見などが飛び交った。
ある男性株主は、阪神電車の車両の色に関して、急行系の車両で巨人を思わせるオレンジ色が使われていることに「名前も言いたくないあの球団の色を変える予定はないのでしょうか?」と感情を込めて質問。ただ、阪神電鉄サイドは、次期のリニューアルの際に検討される可能性に触れたものの「現状の色のままでいきたい」と回答した。
また、別の阪神ファンの男性株主は、今季の阪神の優勝に期待しつつも、仮に優勝を逃した時のことに関しての意見、そしてフロント陣の体制への疑問を、角代表取締役会長にぶつけた。
「もし仮に今年優勝できなければ、監督、コーチがどうとか選手の力がどうとか、それ以前のですね、フロントの大改革をお願いしたいなと思います」と話した上で、「阪神タイガースにおいても(フロント陣が)従来のメンバーでおおむねされている。阪急さんがあまりタイガースに意見を言われてないかなと。もっと人材を取り入れて強い阪神タイガースをお作りいただければ」と熱弁をふるった。
これに対し角会長は「(例えば)鉄道で課長をやってます。(それでその人が)例えばタイガースにいってマネージメントできるかというとかなり厳しいものがあって。結果的に現場が混乱したり、みなさんが戸惑うことになる」と答え、続けて、現フロント陣への信頼を強調した。
「オーナーがおられて私が中途半端な知識で物を言うのは、会長になってすべきではないと思います。トップは1本でないと組織はうまくいかないと思う。私もタイガースのことも勉強しないといけないかなと思いますが、知識不足かなと思います」と話すに止めていた。