陽川4番の仕事!3安打3打点 掛布2軍監督も復調気配に納得
「ウエスタン、中日1-4阪神」(14日、ナゴヤ球場)
明るい光が差し込んできた。阪神・陽川尚将内野手(25)が3安打3打点の活躍で勝利に貢献。4番の仕事を果たした。より高いレベルの打撃を追求してきた今季。ようやく結果となって表れ始めた。
まずは六回だ。2死二塁から中前へ同点適時打を放った。八回は左前打で勢いを加速。そして延長十回の第5打席。1死一、二塁から右中間フェンスを直撃する2点二塁打で試合を決めた。
「今は右方向へ伸びていく打球を練習の時から意識している」と陽川。この日を含め最近5試合で19打数8安打。一時は2割を切る寸前まで落ち込んだ打率も、・268まで戻してきた。
配球を読んであえて初球の変化球を狙ったり、投手の特徴によって緩いボールを狙ったり。高度な打撃を求めるがゆえに数字的には伸び悩んだが、掛布2軍監督は「いろいろ考えてやっているからね。本人は打ったという結果に満足していると思うよ」と復調気配に納得の表情。陽川が猛アピールを続け、1軍昇格を実現させる。