能見、おかわりにやられた…4失点で3敗目「攻めの投球できなかった」

 「交流戦、阪神2-4西武」(14日、甲子園球場)

 細心の注意を払った投球は、結果的に裏目に出た。強打者を相手に外角の“原点”を意識した投球。5回4失点の内容に阪神・能見篤史投手(38)は、「攻めの投球ができなかった」と悔やんだ。2カ月ぶりの3敗目。2死から中村に喫した4失点が全てだった。

 三回だ。2死から3、4番の連打で一、二塁。中村を打席に迎えた。1ボールから2球目。風は右から左に浜風が吹いていた。長打厳禁の場面で外のシュートを選択したが、フルスイングされた打球は、そのままスタンドに消えた。

 「いい打者が続いていくので、風を計算に入れながらだった」。初回には2死から連続四球後、中村に同じ球を右前に運ばれた。「少し慎重になってしまった部分もあったし、外中心の投球になってしまった」。大胆さを欠いた投球を反省した。

 ただ、毎回の9奪三振など球の質、球威は申し分なかった。「直球の走り、変化球のキレは今年ずっといい。慎重にいきすぎた」とは香田投手コーチ。無念の1敗とはなったが、首脳陣の信頼は変わらない。リーグ戦再開後もベテラン左腕が中心だ。

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