猛虎リリーフ陣、激投0封リレー ドリス出た159キロ!頼もし過ぎや
「交流戦、阪神3-2西武」(15日、甲子園球場)
繋がれたバトンは落とせない。猛虎の誇るリリーフ陣がサヨナラ勝利を呼び込む0封リレーだ。
阪神救援陣がシビれる継投で敵を封じ込めた。まずは桑原が七回のマウンドへ。「3人で抑えられたら良かったんですが、0点で抑えられたので」。先頭の岡田を150キロの直球、続く代打・水口には外角スライダーで空振り三振斬り。金子侑にこそ右前打を許したが源田を追い込んでからのスライダーでバットに空を斬らせた。
さらに八回のマテオは先頭の秋山にいきなり3球連続でボールを先行させるも動じる様子はない。フルカウントまで持ち込みスライダーで空振り三振。「しっかり投げることを考えた」。結局、この回を3人で料理した。
鮮烈だったのは九回のドリス。メヒアへの4球目に自身最速となる159キロを投げ込むなど圧倒し、最後は外角スライダーで空振り三振に料理。「159キロ?出たことは良かった」。最後は高橋が延長十回を無失点。4人がつないだ4イニングは、1安打7奪三振。文句なしのリレーでチームを劇的な勝利に導いた。
交流戦も残すは16日からの楽天3連戦のみ。金本監督も「交流戦今週いっぱいはフル回転で頑張ってくれと」と惜しみなくつぎ込む考え。頼もしいリリーフ陣が猛虎のブルペンを支えていく。