今オフ甲子園に弾道測定器「トラックマン」設置へ
阪神が今オフに弾道測定器「トラックマン」を設置する方向であることが20日、分かった。まだ検討段階とは言え、球場を一部改修するプランも考えられるなど、ハイテク機器によるデータ収集で、チームのレベルアップにつなげていく。
「トラックマン」はすでに複数球団も設置されている機器で、軍事用レーダーシステムを応用して、打者のスイングスピードや投手のボールの回転数などを正確に測定できるもの。阪神は5月末に球団職員をアメリカに派遣。メジャーの東海岸の7球団を視察した中で、運用の情報などを持ち帰っていた。
設置場所はバックネット裏の上部の、ロイヤルスイートの辺りになる予定。ただ、測定するにあたり、現在の甲子園のバックネットの素材が適していないことが判明。そのため、四藤球団社長は「ネットの素材を変更しないと」と話し、今オフにもバックネットの一部を改修する運びとなる。より細かなデータを得て、選手個々の成長をサポートしていく。