鳥谷の痛恨エラーから先制点献上 バウンド変わる不運も「普通にミスです」
「広島5-0阪神」(25日、マツダスタジアム)
捕球体勢に入ったところで、打球が芝生とアンツーカーの境目に当たった。本来ならバウンドしてくる白球は、トップ回転で阪神・鳥谷敬内野手(36)のグラブをはじいた。「普通にミスです」と自らを責めた背番号1は試合後も厳しい表情を崩さなかった。
それほど痛かったワンプレー。一回1死から菊池の平凡なゴロを捕り損ねて出塁させると、リズムを崩した岩貞はあっさりと先制点を失った。4月21日の巨人戦以来、約2カ月ぶりに記録した失策。5月以降は安定して堅実な守備を見せていただけに、チームにもダメージが残る。
七回の第3打席で右前打こそ放ったが、走者を置いた前2打席で凡退し「結果的に打ち取られたんで」。一切の言い訳を封じ、結果の2文字を受け止めていた。