ドラ1大山が先制3ラン!プロ初安打初アーチ“神様”八木が江川から打って以来
「阪神-ヤクルト」(1日、甲子園球場)
阪神のドラフト1位・大山悠輔内野手(白鴎大)のプロ初安打は、貴重な先制点をもたらすプロ初本塁打となった。
0-0の三回2死二、三塁。なかなか得点を奪えない中、「5番・一塁」で先発出場した大山が打席に立った。ヤクルト先発・原樹理の投じた2球目。145キロ直球を完璧に捉えた。
打球は虎党の思いも乗せて左翼スタンド最前列に着弾。先発・能見を援護する見事な先制3ランとなった。
ダイヤモンドを一周したルーキーは、糸井、上本らとハイタッチ。ベンチでもコーチ陣から声を掛けられ、照れ笑いする新人らしい表情が見られた。
大山は「1打席目もそうでしたが、チャンスでつないで回ってきた打席だったので、ファーストストライクから積極的に行こうと思っていました。ヒットが出たとか、ホームランになったことより、大事な場面でチームのために先制打を打てたことが一番で、まだ試合は続いてますし、次の1本が大切だと思うので、ここからも集中して頑張ります」と球団広報を通してコメントを残した。
なお、阪神新人がプロ初安打初本塁打をマークしたのは「代打の神様」こと八木裕が江川卓から放った代打本塁打以来、30年ぶり。歴史の1ページに名を刻んだ。