ロジャース、球宴期間に他球団投手“徹底予習” 後半戦でいきなり大暴れや

 阪神の新外国人、ジェイソン・ロジャース内野手(29)=前パイレーツ傘下3A=が13日、球宴ブレーク期間を利用して、ライバル球団の投手陣研究に励む考えを示した。後半戦開幕カードとなる17日からの広島3連戦で出場選手登録される可能性もある助っ人。球宴期間を利用した徹底予習で、攻略への準備を整える。

 データは整理しておきたい。敵情把握こそ、これからの結果につながっていく。セ・リーグ投手の特徴を収めたDVD資料などを「機会があれば(見ておきたい)」と“勤勉モード”の助っ人。起爆剤として期待されるロジャースが本番を前に頭を回転させる。

 後半戦開始までの時間を有効活用しない手はない。「(後半戦開幕まで)時間も空くので」とロジャース。徹底予習による“脳トレ”で万全な対策を練る。

 早ければ後半戦開幕カードとなる17日からの広島3連戦で1軍デビューを飾る。鯉の先発陣には現在8勝の薮田をはじめ、岡田や野村、大瀬良、ジョンソンといった強敵ぞろい。さらに、リーグトップの9勝を挙げている巨人・菅野ら、各チームの主戦のデータを押さえておく必要がある。

 当然、球団もバックアップは惜しまない。6日に来日したばかりとあって、現時点でロジャースに映像資料などを渡せていないが、高野球団本部長は「まだ来たばかりというのもありますが、(資料等を求められれば)そうですね、もちろん」と助っ人の要望に応える構えだ。

 11日のウエスタン・広島戦での代打で日本デビュー。翌12日の同戦ではスタメン出場し“来日初安打”をマークした。打席では、内角直球で攻められ、外角へ逃げるスライダーなどの変化球で振らそうとする日本特有の配球もインプット。相手バッテリーの配球の傾向や投手の特徴をつかみ、対応力を見せていくつもりだ。

 聖地での大暴れを早く見たい。この日、静養に努めたロジャースは14日にも1軍全体練習に参加する予定。状態を仕上げながら、知識を養い、本番の戦いに臨んでいく。

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