今季ワースト14失点で惨敗…金本監督「ファイティングポーズは崩さない」

6回、選手交代のためベンチを出る阪神・金本知憲監督=甲子園(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)

 阪神が首位・広島相手に痛恨の連敗を喫し、カード負け越しとなった。序盤に2点を先制。勝ち越された直後の七回に一時追い付くなどしたが、踏ん張れずに逆転負けを喫した。桑原-マテオの勝利の方程式が崩壊し、今季ワースト更新の14失点。ゲーム差は再び今季最大の9に広がった。それでも金本監督は試合後、「絶対にファイティングポーズは崩さないし、向かっていくだけです」と力強く前を向いた。

 先手は阪神だった。二回、1死二、三塁を作ると、糸原の一、二塁間を破る2点適時打で幸先よく先制。援護点を受けて先発・小野も序盤から好投を続けた。だが、六回に菊池、丸、鈴木に3連打を浴びると、ここで途中降板。1死満塁で代わった桑原が、新井に中犠飛を許して同点となった。小野は5回1/3を投げて4安打2失点。登板8試合目でまたも、プロ初勝利はお預けとなった。

 さらに七回、イニングをまたいだ桑原が、1死二塁から田中に中前適時打を浴びた。5月24日の巨人戦(甲子園)以来、登板20試合ぶりの失点が決勝点となった。直前の六回の攻撃では、無死一、二塁の好機を作った。福留が浅い右飛に倒れると、中谷の打席で二走・上本が三塁にスチール。一、三塁としたが中谷、鳥谷が空振り三振に倒れ、無得点に終わっていた。

 1点ビハインドの七回、2死二塁から西岡の2試合連続適時打で、一時は追い付いた。だが、続く八回にマテオが新井に適時二塁打を浴びるなど、4安打で4失点。5試合ぶりの失点でこの回一挙8点を失い、勝負は決まった。八回の守備で糸原が負傷交代するなど、後味の悪い一戦となった。

 阪神は20日の休養日を挟んで、21日からは神宮で13連敗中のヤクルトとの3連戦を迎える。一戦必勝で首位との差を縮めていくしかない。

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