桑原がマテオが…勝利の崩程式崩壊 桑原は20試合ぶりの失点
「阪神3-14広島」(19日、甲子園球場)
スタンドからは容赦なく怒号が飛んだ。勝敗の岐路となった終盤の攻防。桑原-マテオと続く阪神の勝利の方程式が崩壊した。絶大な安定感を誇る2人で計5失点。試合終了を待たずに席を立ち、大半のファンが帰路を急いだ。
同点で迎えた七回だ。六回途中から救援した桑原。1死二塁から田中に直球を狙い打たれた。中前適時打で5月24日の巨人戦以来、登板20試合ぶりの失点。試合後は「失点していることがダメなので…」と肩を落とした。
さらに同点に追い付いた直後の八回。マテオが1死一塁から3連打を浴びた。新井に右中間への適時二塁打、安部に右前適時打、会沢に左前打を許して降板。この回一挙8点を奪われ、勝敗は決した。「切り替えて頑張るよ」と助っ人。あまりに重い1敗となった。