糸井「10日後やろ」えっ最短復帰!?右脇腹筋挫傷も前向き“超人節”
右脇腹の筋挫傷で18日に出場選手登録を抹消された阪神・糸井嘉男外野手(35)が20日、鳴尾浜でリハビリを開始した。この日は虎風荘内での治療に加え、下半身のトレーニングなど約3時間。“超人節”を交えながら、復帰へ誓いを立てた。
患部は過去に痛めたことがあり、再発の危険性が高い箇所。復帰まで1カ月以上を要する可能性もある中、糸井の志は違った。報道陣から、片岡打撃コーチの「(シーズン)終盤の大事なところで戻ってきてほしい」という言葉を伝え聞いた直後だ。頬を緩めながら、語気を強めて言った。
「終盤て、10日後やろ?オリックスの時もやったので。(首脳陣に)『いける!』って言ったんですけど、こうなりました(笑)」
出場登録抹消後、最短で1軍に昇格できるのは10日後。糸井の言葉通りなら、28日・中日戦にも1軍復帰することになる。さすがに現実的ではないが、復活への思いが強いという証拠だ。金本監督は「2週間くらい。早くても、と思っている」と見通しを明かした。
糸井は「監督には一番、申し訳ないという気持ちがあります。やっぱり『巻き返したい』という気持ちがあったので、悔しいです」と偽らざる本音を語った。心の中は超前向き。灼熱(しゃくねつ)の鳴尾浜から、復活ロードを歩き始める。