ロジャース、来日1号2ラン「ファンの応援に感謝」
「ヤクルト-阪神」(21日、神宮球場)
阪神の新外国人・ロジャースが、来日1号となる2ランを放った。
1点リードで迎えた四回だ。先頭の高山が放った右翼への平凡なフライを、右翼の上田が見失い無死二塁とする。福留は三振に倒れたものの、続くロジャースが甘く入ったカーブを左翼スタンドへ運んだ。
「1打席目に打ち損じてしまってすごく悔しかったし、絶対にやり返してやるんだと思って打席に向かったんだ。ただ、チャンスの場面だったから冷静になって、何とかランナーをかえせるようなバッテイングをしようと心掛けていたよ」
20日に神戸から東京入りする際には、「早く勝ちに貢献したい」と意気込んでいた新助っ人だったが、勝利を近づける貴重な一発で有言実行してみせた。
来日後、初の本塁打となったことについては「ここ、ビジター球場だよね?打球がスタンドに入った瞬間からホームまで一周している間に、ファンからの声援がすごくて、『ホーム球場みたい!』って思ったよ。ファンの応援に感謝だね!」と広報を通して喜びのコメントを送った。