岩貞、1球に泣く 筒香の一発で失点 8回3安打1失点で降板

 「阪神-DeNA」(25日、甲子園球場)

 阪神の先発・岩貞は、8回3安打1失点の粘投。気迫の投球でDeNAの先発・今永と投手戦を演じたが、たった1球の失投に泣いた。

 0-0で迎えた七回。先頭で筒香を迎えた。その初球、141キロの直球が高めに浮いた。フルスイングされた打球は、大きな弧を描いて右翼スタンドへ。浜風をものともせず、そのまま中段まで到達した。

 前回18日の広島戦では、3回を7安打6失点で6敗目(4勝)。2軍再調整も検討された中、崖っぷちのマウンドで気迫は見せた。序盤から強気な投球で好調のDeNA打線を翻弄(ほんろう)。直球を軸に、要所でカットボールが効果的に決まった。今季、最多タイの9奪三振。5勝目はならなかったが次につながる内容、結果だった。

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