【2軍】藤浪、復活へ第一歩 1回無四球0封 MAX156キロ

 23日ぶりの実戦マウンドで力投する藤浪
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 「ウエスタン、広島9-9阪神」(25日、由宇)

 背番号19に笑顔が戻った。阪神・藤浪が23日ぶりに実戦登板し、1回を1安打無失点。直球の最速は156キロを計測し、無四球と制球も安定。完全復調に向けて順調なスタートを切った。

 五回からマウンドに上がった。「フォームのバランスが良かった」と振り返った藤浪。先頭の磯村に2球連続で振り遅れのファウルを打たせると、最後は詰まらせて中飛。続く高橋大には三遊間を破られたが、代打・坂倉を空振り三振、庄司を二飛に打ち取った。

 2死を取った際、人さし指と小指を立てて「ツーアウト」の形を作り、後ろを守る野手陣に笑って見せた。思うような投球ができず、切羽詰まっていた右腕にようやく余裕が生まれた。

 2日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で頭部死球を与えて危険球退場。それから鳴尾浜で約3週間“ミニキャンプ”を張った。崩れていたフォームのバランスを立て直すために、福原2軍育成コーチと試行錯誤を繰り返した。

 掛布2軍監督は「上々だったと思いますよ。良かったですよ」と評価。今後については「体の状態が良ければ」と27日の同・広島戦(由宇)に中継ぎとして登板予定。「しっかり指にかかった球を投げられた」と収穫を口にした藤浪に、一筋の光が差し込みつつある。

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