阪神が九回逆転勝ち 福留が同点打含む3安打2打点と勝負強さを発揮
「巨人4-5阪神」(9日、東京ドーム)
阪神が1点を追う九回、試合をひっくり返した。1死一塁から福留が右中間への三塁打を放ち、同点とすると、続くロジャースの左犠飛で逆転した。その裏の攻撃は守護神ドリスが三者凡退に仕留めた。
九回同点打の福留は「詰まったがいいところに落ちてくれた」と笑顔。3安打2打点の活躍でファンの大きな声援を受け「恥ずかしいプレーはできない。きょうの試合のように、あきらめてはいない。前を見て進んでいく。きょうの勝ちをあしたにつなげたい」とアピールした。
ハイライトは2点リードで迎えた七回だった。3番手の岩崎が先頭の亀井を四球で歩かせると、続く橋本到に右前打を浴びて、無死一、二塁。2死一、三塁まで粘ったが、陽岱鋼に四球を与えて満塁としたところで交代した。
マテオが救援したが、マギーに対しての初球だった。真ん中に入ったスライダーを狙われた。打球が左中間を破ると、2者が生還。一走の陽岱鋼も一気にホームを狙った。中継に入った遊撃・大和の好返球でタッチプレーに。主審・木内は一度、アウトを宣告した。
だが、この判定に巨人・高橋監督がベンチを飛び出すと、審判団が集まってリプレー検証に突入。数分間の協議後、責任審判の西本三塁審が「セーフとしてプレーを再開します」とアナウンス。判定が覆り、阪神は痛恨の形で逆転を許した。この回、3点を失った。
6月30日のヤクルト戦以来、40日ぶりの1軍マウンドとなった先発・青柳は5回2安打無失点と好投。打線も福留が2本の二塁打で得点に絡むなど、2桁安打で効果的にリードを広げていった。
だが、桑原も六回に登板5試合ぶりに失点。それでも中継ぎ陣の不調を打線がカバーして阪神が白星をつかんだ。
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